トップ > 湿度の高い季節のカメラ・レンズのカビ対策

カビは湿度60%以上、温度20~40℃の環境で発生しやすくなります。
特に温度25℃以上は活発に繁殖するため、梅雨や夏の時期は、カメラやレンズは防湿庫やドライボックスに入れて湿度の管理をしないと、
気が付いたらカビは生えていたなんて事が良く起こります。
カビが発生する条件として「温度」「酸素」「湿度」「栄養分」があげられます。
「温度」と「酸素」はコントロールが困難な為、カビが発生しにくい「湿度」を保つことと、少しでも「栄養分」を絶つことが、 カメラ・レンズのカビ対策の重要なポイントです。
カビは皮脂や汗、手に付着した食品等のたんぱく質や脂分などが「栄養分」の一つとなります。
カメラ本体とレンズはしっかりとクリーニングをしてカビの「栄養分」を取り除いてから、防湿庫での湿度管理おすすめします。

- ホコリやゴミを落とす
- ブラシとブロアーを使って、ボディ本体に付着したゴミやホコリを落とします。
細かい箇所は細いブラシで念入りに払い落してください。

- レンズを外して接合部や内部のホコリやゴミを落とす
- ボディからレンズを外したら、レンズ接合面を若干下に傾けて、ホコリが落ちるようにしながら、
ブロアーでレンズ接合部や内部のホコリを吹き飛ばします。
※スプレー式のブロアーは故障の原因になるので使用しないでください

- 汗や手垢などの汚れを拭き取る
- クリーニングクロスやセーム革を使ってカメラ全体についた手垢などを拭き取ります。
カメラ本体のお手入れ後は防湿庫での管理をおすすめします

- ブロアーでホコリやゴミを落とす
- レンズ面を含めて全体的に行ってください。
ズームレンズの場合は、筒を伸ばして内部に入ったゴミやホコリも落としてください。

- 汚れや水滴などを拭き取る
- レンズ面以外に付着した汚れや水滴などをクリーニングクロスやセーム皮で拭き取ります。

- レンズ面に付着した汚れを落とす
- 必要に応じてレンズクリーニングペーパー、レンズ拭き用のクロス、ガーゼなどに
カメラレンズ用クリーニング液や無水エタノールを含ませ、
レンズの中央から外側に向かって円を描くよう軽く拭き、汚れを落とします。
※レンズクリーナーを直接レンズにかけるのはNGです。
※ティッシュペーパーは繊維が固く、カスが残りやすい為おすすめしません。
※息を吹きかけて拭くと息に含まれている酸性物質がレンズを痛めます。
※レンズ面の清掃を頻繁に行うと、レンズをかえって痛める場合がありますので、必要最低限で行ってください。
レンズのお手入れ後は防湿庫での管理をおすすめします