防湿庫D-strageの湿度センサーの種類と表示精度

防湿庫D-strageの湿度センサーは電気式(静電容量式)のセンサーです。
湿度表示精度は20-25℃の温度条件で±5%rh です。

検品時の湿度表示精度の検査方法、基準値として採用している計器を紹介いたします。

湿度表示精度の検査方法

庫内に計器の湿度センサー部を入れて、防湿庫の扉を閉めます。
防湿庫D-strageの湿度センサーは庫内最上部の湿度表示基板に搭載しています。庫内の上部と下部では多少湿度に差があるため、計器の湿度センサーを防湿庫の最上段の棚に置き、可能な限り近い位置での計測できるようにして、計測位置による湿度差が小さくなるようにします。

温湿度センサーを一番上の棚に配置して検査

扉を閉めてから約2時間程度待ち、庫内の湿度が安定してから防湿庫D-strageの湿度表示値と計器の表示差を確認します。

湿度表示精度に問題が無ければ、検査をパスしたことになります。この時、温度の表示精度も確認します。

防湿庫D-strageをご使用いただく皆さまに、正確な湿度を示す商品をご提供できるよう、湿度表示精度検査は抜き取り検査ではなく全数検査を行っております。
なお、湿度表示精度検査は日本国内での出荷前の最終検査の際に行います。

基準としている計器の種類および精度に関して

現在、湿度表示検査の際に使用している計器はチノー株式会社の温湿度カードロガーを使用しております。型番及び湿度指示精度は下記の通りです。

  • 本体:MR6662
  • 温湿度センサ:R9202
  • ケーブル:MR9282-010
  • 湿度指示精度:±3%rh±1digit(at25℃+2℃)

経年劣化による指示精度低下を防ぐため、年に一回は基準器のメンテナンスを行い正しい値を確認しています。
下記はIDEXで基準器として使用している計器の検査成績書です(2017年9月)。

温湿度カードロガーの検査成績表

上記の検査成績書によると、D-strage湿度表示精度の基準としている計器(以下、IDEX基準器)の精度は下記の通りになります。

チノー社の標準器(計器メーカーで正しい値として基準としている計器)とIDEX基準器の指示値

チノー社標準器
49.8%rh(24,96℃)

IDEX基準器
51%rh(24.9℃)

上記の通り約25℃の温度条件において、その差は約+1%rhで、IDEX基準器はチノー社が示す指示精度±3%rh以内であることが確認できます。

2017年11月現在、上記のIDEX基準器を使用して、防湿庫D-strageの湿度表示精度検査を行っております。

なお、使用している温湿度カードロガーは、メーカーであるチノー社に確認したところ、25℃±2℃の温度条件を外れると、1℃につき0.1%rh程度指示精度が下がる可能性があるとのことです。
仮に10℃低い温度条件で15℃±2℃の場合、±1%rh程度の指示値のブレが生じる可能性があります。

防湿庫D-strageの湿度指示精度検査においては、20-25℃の温度条件で検査しますので、
最大0.5%rh程度、計器の表示にブレが生じることも考慮して、防湿庫の湿度表示精度は±5%rhとさせていただいております。