防湿庫でレンズを保管する際「レンズキャップは着けたままの方が良いのか、それとも外して収納した方が良いのか」というお問い合わせをたまにいただきます。
おそらく、レンズキャップを装着した状態だとキャップ内に湿気がこもっているのではないかと心配されているのではないかと思います。
また、防湿庫のカタログ等の写真では、レンズキャップがついていない状態で収納しているので、レンズキャップを外して収納するのが正しいと思われているのかもしれません。

レンズキャップをつけて防湿庫にレンズを保管した場合のメリット

基本的にはキャップはレンズをキズから保護するものだと思いますので、キズの心配が無ければ外したまま収納しても問題ないと思います。
しかしながら、防湿庫に収納する際や取り出す際に、ぶつけてしまったりする可能性が高いことを考えると、キズを防ぐためにレンズキャップは装着しておいた方が良さそうです。
また、防湿庫内で保管しておけばホコリは付着しにくくなりますが、レンズキャップを装着することで、よりレンズにホコリが付きにくくなります。
なお、紫外線の影響を受けて劣化する可能性もありますので、レンズキャップを装着しておくことで、紫外線による悪影響も防ぐこともできます。

レンズキャップ内にこもった湿気が心配

外されたレンズキャップ

キャップをつけたままレンズを防湿庫に保管した場合、キャップ内にこもった湿気が心配という声もありますが、キャップ内は完全密閉というわけではありませんので、徐々にではありますが、防湿庫内の湿度に近づいていくはずです。
レンズを濡らしてしまって、水滴がついている状態や湿気で曇っているような状態のまま、使用後のレンズのお手入れをせずに防湿庫に放り込むようなことをしなければ、レンズキャップをつけたままでも、それほど心配する必要はありません。
なお、レンズを濡らしてしまった場合は、拭き掃除をした後、ある程度乾かしてから防湿庫に入れてください。(レンズ面を拭く必要がある場合は、専用のクロスなどを用いて拭き掃除を行ってください。)
また、レンズキャップ内に湿気がこもっている可能性がありますので、濡らしてしまったレンズを長期間使用しない場合は、素早く乾燥させるために、防湿庫内でも1日程度はレンズキャップを外しておくことをおすすめします。

防湿庫のカタログ等の写真でレンズキャップを外している理由

弊社の防湿庫のカタログ等の写真では、収納時の見た目を重視するためにキャップを外しています。
また、レンズキャップには大きくカメラレンズメーカーのロゴが入っていることがほとんどなので、つけたままカタログ等の写真に使用し難いという事情もあります。

防湿庫でレンズを保管するときはキャップをするべきか外すべきか

防湿保管という意味では、キャップ内はどうしても湿度が下がるのが遅くなってしまいますので、防湿庫の効果を考えるとキャップを外した方が良いと思います。
しかしながら、収納や取り出しの際にぶつけてキズをつけてしまったり、ホコリが付いてしまう可能性があることを考えると、キャップはつけておいた方が良いと思います。

結論としては…

「防湿庫の防湿効果を最重視するならばキャップを外して収納」

「キズ、ホコリ、紫外線から守ることも重要と判断するならばキャップをつけて収納」

ということになります。

「レンズキャップはつけたままの方が良いのか、それとも外して収納した方が良いのか。」というご質問をいただいた際は、「レンズをしまう際や取り出しの際にぶつけて傷つけてしまったり、レンズ面に触れて指紋をつけてしまうことや、防湿庫内でもホコリが付くこともあるので、キャップは付けておいた方が良いですよ」とお答えしつつ、「濡らしてしまったり、使用時に結露させてしまった場合や湿度の高い時期に使用した直後などは、使用後のレンズのお手入れをした後、キャップ内に湿気がこもらないように、しばらくキャップを外したまま防湿庫に収納して、1日程度経過したらキャップをつけるようにするとより安心です」と、両方の折衷案でご案内しています。

なお、当サイトで募集している使用例にご応募いただいたD-strageユーザーの皆様は、レンズキャップを装着して防湿庫に収納されているケースがほとんどです。

当サイトは防湿庫D-strageの公式ブログです。

防湿庫で保管することで、大切なものをカビや湿気によるトラブルから守ることができます。
カメラやレンズだけでなく、時計などの精密機器、布製品や革製品等の保管にも是非ご利用ください。